上方落語復興の立役者、三代目・桂米朝。その米朝落語の最大の魅力は、お客を落語の世界に引きずり込む米朝マジックにあった。
古典落語の世界は一種のファンタジー、架空の世界だ。お客さんも含め桂米朝自身さえ、江戸の町や大坂の商家で遊んだことも過ごしたこともない。だから下手な噺家だと、前提となる舞台背景自体が嘘くさく、落語全てが嘘っぽく、おもんない噺になる。
ところが! 米朝落語は一味も二味も違う。桂米朝が語り始めると、店先に水撒きをする丁稚が現れ、奥でしかめ面をしている番頭が見え、どこか頼りない若主人が現れる。
三味線片手に道を急ぐ別嬪芸者の顔には可愛いえくぼさえ見えてくる。いつしかあなたも、江戸や大坂の住人になっている。これが桂米朝の人気の秘密、米朝マジックだ。
桂米朝にはもう一つ、魅力がある。それは米朝師匠の落語へのあくなき好奇心だ。『地獄八景亡者戯』『百年目』など、すでに高座に上がらなくなって久しい落語を研究に研究を重ね復活、
さらに『淀の鯉』や『一文笛』など、後の世に残る新作落語を発表した。桂米朝の好奇心が、現代の上方落語を育てたといってもいいのかもしれない。
米朝マジックに彩られた桂米朝の落語の世界、ぜひあなたも迷い込んでみてください。
ご注文は電話・FAXでもお受けしております。
未掲載のCD、DVDのお調べ、お手配もお受けしております。お探しの落語CD、落語DVD、寄席囃子CD、そのほかの浪曲や浪花節、漫才や漫談、ドリフターズや藤山寛美などの喜劇、演劇などがございましたら、お名前、ご住所、お電話番号記載のうえ、メール、FAXなどにてお問い合わせください。 桂米朝の落語CDは非常に多く発売されている。同じ演目でも、30代、40代、50代、60代以降とさまざまな年齢での録音音源があるが、面白いのはそれぞれ登場人物のイメージが異なったり、サゲが変わっていることがある。
ることがある。落語は人間描写だという落語ファンの方がおられるが、確かにそういう面があるようだ。同じバカでも、うっかりものでも、生真面目さんでもいろんな人がいる。同じ言葉を吐いていても、
それぞれの心底は異なることがある。若い時の録音はリズム感や聴き心地が格別でも、齢を重ねれば言葉の奥に潜んだものが台詞に滲み出るようになってくる。私たちが知っている近年の桂米朝の名人落語は、人生経験を積んだうえで生まれる名人芸だった。
桂米朝の上方落語、ぜひお楽しみください。
桂米朝の数ある落語CDの中でも一番人気のあるシリーズ。単巻販売もあるが、品切れが出始めているので、セット購入をおすすめします。昭和末から平成初旬の録音、桂米朝のベテランの味を楽しむことができる。
まずは内容、量、ともに充実したこの落語シリーズをおすすめしたい。
【桂米朝落語CDセット 第1集】
本能寺、くしゃみ講釈、算段の平兵衛、近江八景、帯久、天狗裁き、猫の忠信、五光、はてなの茶碗、足上り、たちぎれ線香、馬の田楽、不動坊、百年目、焼き塩、京の茶漬、愛宕山、矢橋船、天狗さし、らくだ
【桂米朝落語CDセット 第2集】
けんげしゃ茶屋、稲荷俥、饅頭こわい、除夜の雪、まめだ、景清、鯉船、宿屋仇、地獄八景亡者戯、三枚起請、つる、阿弥陀池、親子茶屋、植木屋娘、持参金、軽業、住吉駕籠、骨つり、壺算
【桂米朝落語CDセット 第3集】
どうらんの幸助、鹿政談、一文笛、鴻池の犬、千両みかん、風の神送り、七度狐、軒づけ、狸の賽、こぶ弁慶、犬の目、質屋蔵、酒の粕、土橋万歳、堺飛脚、看板の一、崇徳院、肝つぶし、貧乏花見、厄払い
【桂米朝落語CDセット 第4集】
蔵丁稚、いもりの黒焼き、仔猫、祝いの壺、替り目、江戸荒物、始末の極意、世帯、菊江仏壇、口入屋、馬の尾、百人坊主、亀佐、小倉船、一人酒盛、狸の化寺、べかこ、ぬけ雀、二人ぐせ、二階借り
この米朝落語シリーズは1973年3月〜1978年3月にLPで発表された作品のCD化で、40代中ごろから50代初めにかけての桂米朝の名演が収録されている。全4巻(各CD10枚組)の中に特に良し悪しはない。演目の好みがあるぐらいだろう。『地獄八景亡者戯』『愛宕山』『宿屋仇』といった個人的に好きな演目が収録されているので、とりあえずここにランキング。
愛宕山、犬の目、魚の狂句、宿屋仇、厄佛い、猫の忠信、くしゃみ講釈、阿彌陀池、軽業、動物園、佐々木裁き、米揚げ笊、狸の賽、仔猫、京の茶漬、親子酒、算段の平兵衛、蟇の油、商売根問、どうらんの幸助、明石飛脚〜世帯念佛、鯉舟、足上り、いもりの黒焼、地獄八景亡者戯
この落語集の魅力は桂米朝自選ということ。『桂米朝自身が選ぶ絶頂期の米朝落語十八番落語』というのがお薦めポイントだ。1979年から1985年、桂米朝50代後半の大阪、京都などの高座から収録された上方落語の十八番。ぜひお楽しみください。関西が生んだ王道落語。
足上がり、阿弥陀池、稲荷車、親子茶屋、口入屋、仔猫、算段の平兵衛、鹿政談、地獄八景亡者戯、千両みかん、たちぎれ線香、天狗さばき、七度狐、はてなの茶碗、百年目、骨つり、本能寺、宿屋仇、天狗さし
桂米朝の落語を初めて聞くと云う人にはけっこうオススメ。米朝師匠の功績に、演じられなくなった落語の復活ということがあるが、本作には『地獄八景亡者戯』が落語CDで、『百年目』が落語DVDで収録されている。特に『地獄八景亡者戯』は、まんが日本昔ばなし『じごくのあばれもの』や保育園や幼稚園の児童オペレッタ『じごくのそうべえ』としても人気を集めている。米朝落語を初めて聴く人の入門作品としてお薦めしたい。
【落語CD】 地獄八景亡者戯
【落語DVD】 百年目・本能寺
もともと桂米朝がLPレコードとして残していた落語音源をCD化した作品で、落語で綴る旅の話=落語による日本漫遊記がテーマである。米朝黄門の行くところ、笑いの渦が巻き起こる。笑顔、笑顔に見送られ、まだまだ続くよ落語の旅路(^^♪ といったところでしょうか。価格もボックス商品としては手頃なので、プレゼントや贈り物に人気の高い作品です。
こぶ辨慶、紀州飛脚、軽業、三十石、七度狐、煮売屋、宿屋仇、小倉船、地獄八景亡者戯、池田の猪買、百人坊主、兵庫船、矢橋船、旅立ち、旅の噺・解説(桂米朝)
戦後上方落語復興の立役者・桂米朝。上方落語を一身に支えた1970年代の録音100演目を収録したシリーズ。話がしっかりし聴きごこちのよい米朝落語が、1,200円(税別)のお手頃価格!ということで古典落語、上方落語の入門編としてもオススメです。
明石飛脚、足上り、愛宕山、阿弥陀池、池田の猪買い、 一文笛、稲荷俥(稲留俥)、犬の目、いもりの黒焼、植木屋、牛の丸薬、卯の日詣り、馬の田楽、近江八景、小倉舟、帯久、親子酒、親子茶屋、怪談市川堤、景清、 かけとり、風の神送り、軽業、かわり目、看板の一、 菊江佛壇、肝つぶし、京の茶漬、くしゃみ講釈、口入屋、口合小町、くやみ、蔵丁稚、けんげしゃ茶屋、鯉舟、 高津の富、鴻池の犬、仔猫、こぶ弁慶、子ほめ、 米揚げ笊、魚の狂句、佐々木裁き、皿屋敷、算段の平兵衛、三年酒、三枚起請、鹿政談、地獄八景亡者戯、持参金、質屋蔵、始末の極意、正月丁稚、商売根問、除夜の雪、住吉駕籠、世帯念佛、千両みかん、崇徳院、たちぎれ線香、狸の化寺、狸の賽、次の御用日、つぼ算、つる、鉄砲勇助、田楽喰い、天狗さし、天狗さばき、道具屋、動物園、どうらんの幸助、土橋萬歳、夏の医者、七度狐、猫の忠信、猫の茶碗、軒づけ、はてなの茶碗、花筏、がまの油、ひとり酒盛、百人坊主、百年目、兵庫船、貧乏花見、不精の代参、二人ぐせ、不動坊、べかこ、蛇含草、坊主茶屋、骨つり、まめだ、饅頭こわい、桃太郎、厄払い、宿屋仇、矢橋舟、らくだ
前述の、桂米朝40代後半の落語を中心に収録したシリーズの一つ。『らくだ』『高津の富』『くやみ』『質屋ぐら』『千両みかん』など比較的、有名どころの演目が多い。
らくだ、持参金、崇徳院、看板の一、狸の化寺、高津の富、田楽喰い、除夜の雪、池田の猪買い、馬の田楽、べかこ、天狗さばき、近江八景、牛の丸薬、しまつの極意、坊主茶屋、桃太郎、質屋蔵、鉄砲勇助、千両みかん、風の神送り、菊江佛壇、くやみ、こぶ弁慶、子ほめ
桂米朝絶頂期、1977年夏のサンケイホール25周年記念六日間連続落語独演会を 完全収録。言葉に勢いがあり、小気味のよい桂米朝、黄金期の十八番落語が楽しめる。王道人気落語の一つ。プレゼントや贈り物、お見舞いにもオススメ。
つぼ算、らくだ、一文笛、看板の一、寄合酒、京の茶漬、犬の目、鯉舟、口入屋、骨つり、次の御用日、鹿政談、蛇含草、足上がり、地獄八景亡者戯、道具屋、猫の忠信、百年目
桂米朝、一番人気の落語シリーズのバラ売りバージョン。本来なら、これをオススメ・ランキング1位に持って行ってもいいのだが、なにせ欠品が目立つようになってきた。好みの問題ではあるが、私自身は米朝落語は好きなので、全巻揃えたいと思う。このバラ売りバージョンだと欠品も出てきやすい状況なので、あえてこのランキングにしている。
帯久、天狗さし、たちぎれ線香、馬の田楽、不動坊、天狗裁き、犬の目、猫の忠信、五光、はてなの茶碗、足上り、百年目、焼き塩、らくだ、
京の茶漬、愛宕山、矢橋船、本能寺、くしゃみ講釈、算段の平兵衛、近江八景、宿屋仇、壺算、住吉駕篭、阿弥陀池、骨釣り、まめだ、景清、鯉船、地獄八景亡者戯、三枚起請、つる、けんげしゃ茶屋、稲荷俥、饅頭こわい、除夜の雪、親子茶屋、植木屋娘、持参金、軽業、風の神送り、七度狐、どうらんの幸助、鹿政談、ふたなり、一文笛、鴻池の犬、千両みかん、軒づけ、狸の賽、こぶ弁慶、質屋蔵、酒の粕、土橋万歳、堺飛脚、看板の一、崇徳院、肝つぶし、貧乏花見、厄払い、かわり目、江戸荒物、始末の極意、世帯念仏、菊江仏壇、仔猫、祝いの壺、口入屋、馬の尾、百人坊主、亀佐、二階借り、小倉船、一人酒盛、狸の化寺、べかこ、ぬけ雀、二人ぐせ、歳丁稚、いもりの黒焼
前述の、桂米朝40代後半の落語を中心に収録したシリーズの一つ。復活落語の『百年目』、桂米朝の新作落語『一文笛』が収録されているのが、一番の売りかも。
百年目、肝つぶし、景清、軒づけ、怪談市川堤、親子茶屋、鹿政談、不精の代参、兵庫船、骨つり、貧乏花見、けんげしゃ茶屋、ひとり酒盛、道具屋、蔵丁稚、三年酒、天狗さし、三枚起請、二人ぐせ、一文笛、住吉駕籠、皿屋敷、植木屋、稲荷俥
前述の、桂米朝40代後半の落語を中心に収録したシリーズの一つ。このシリーズ4作については演目で選べばよいと思う。いずれにしろ最も脂が乗り切った桂米朝の名落語が楽しめる作品集。
口入屋、つぼ算、帯久、鴻池の犬、不動坊、饅頭こわい、卯の日詣り、まめだ、かわり目、次の御用日、つる、はてなの茶碗、夏の医者、口合小町、七度狐、猫の茶碗、かけとり、土橋萬歳、蛇含草、正月丁稚、百人坊主、花筏、たちぎれ線香、矢橋船
桂米朝が高座にかけた一風変わったネタや小噺ばかりを収録した落語シリーズ。短めの作品が多く、入院している方へのお見舞いにも喜ばれる。近年、品切れが出始めたのが残念。
《小咄》たけのこ、《小咄》吃るはなし三題、《小咄》鏡屋女房、《小咄》天王寺三題、あくびの稽古、ためし酒、ぬけ雀、ぬの字鼠、ふたなり、釜猫、眼鏡屋盗人、雁風呂、亀佐、近眼の煮売屋、古手買、五光、三十石夢の通路、祝いの壺、松医者、焼塩、珍本小咄集、法華坊主、本能寺
桂米朝の愛弟子・桂枝雀の落語はやはり映像で見たい、という人が多い。顔芸やオーバーアクション気味の身振り手振りを交えて語る枝雀落語は賛否両論、大きな話題になった。桂米朝の米朝落語は実際、CD派もけっこういる。 場面紹介が巧みで、情景が浮かびやすいのだ。しかし、それでもDVDで見たい場合がある。テレビで育った世代にはやはり、画面があるほうがしっくりいくのかもしれない。貴重な落語映像で綴る桂米朝の落語の世界、ぜひお楽しみください。
桂米朝落語DVD:オススメ第1位桂米朝の落語DVDと云えば一番人気があるのが、この落語シリーズ。CDと同じくバラ売りバージョンは品切れがチラホラ出ていているので、このDVD-BOXの方がオススメ。
帯久、足上り、猫の忠信、馬の田楽、不動坊、たちぎれ線香、天狗裁き、はてなの茶碗、らくだ、京の茶漬、五光、天狗さし、百年目、焼き塩、愛宕山、矢橋船、本能寺、くしゃみ講釈、地獄八景亡者戯、宿屋仇、算段の平兵衛、近江八景、住吉駕籠、けんげしゃ茶屋、骨つり、まめだ、景清、鯉船、三枚起請、持参金、饅頭こわい、稲荷俥、親子茶屋、つる、植木屋娘、軽業、風の神送り、どうらんの幸助、千両みかん、鹿政談、七度狐、軒づけ、ふたなり、狸の賽、鴻池の犬、一文笛、こぶ弁慶、肝つぶし、替り目、仔猫、質屋蔵、世帯念仏、看板の一、土橋万歳、祝いの壺、始末の極意、厄払い、崇徳院、貧乏花見、壺算
上方落語の至宝、桂米朝の米寿を記念して発売された記念落語DVD。全372分(約6時間強)でこの値段だと、お買い得だと思う。未放送秘蔵VTRを含む、蔵出しの落語映像17席が収録されている。先述のメインとなる落語DVD集に未収録の根多も多いので、すでに米朝落語小品をいくつかお持ちの米朝ファンにもオススメ。プレゼント贈り物にもどうぞ。
小倉船、茶漬間男、桃太郎、宿屋仇(未放送)、蔵丁稚(未放送)、べかこ、夏の医者、猫の茶碗、七福神・寄席の唄、一人酒盛、珍品落語集(未放送)、[リレー落語] 三十石(桂枝雀〜桂米朝)、除夜の雪、祝の壺、眼鏡屋盗人、田楽喰い
米朝師匠の生前、あまり表に出ていなかった各放送局秘蔵の貴重な落語映像を全14演目、一挙に公開した米朝落語DVD集。既存の米朝落語DVDにも収録されていた演目も多いが、桂米朝ほどになると、解釈を変えてきている場合も多く、その違いを楽しむのも面白い。
天狗裁き、池田の猪買い、かけとり、はてなの茶碗、足上り、牛の丸薬、質屋蔵、鹿政談、抜け雀、らくだ、たちぎれ線香、七度狐、動物園、ぬの字ねずみ、四人ぐせ、焼き塩、馬の尾、代書、対談・立川談志、対談・大石静、小咄集・たけのこ、悪友親友
先述の落語DVD−BOXの分売版。お手頃価格で内容はもちろん良いのだが、いかんせん欠品が目立ってきている。欠品の際はご容赦を。
帯久、足上り、猫の忠信、馬の田楽、不動坊、たちぎれ線香、天狗裁き、はてなの茶碗、らくだ、京の茶漬、五光、天狗さし、百年目、焼き塩、愛宕山、矢橋船、本能寺、くしゃみ講釈、地獄八景亡者戯、宿屋仇、算段の平兵衛、近江八景、住吉駕籠、けんげしゃ茶屋、骨つり、まめだ、景清、鯉船、三枚起請、持参金、饅頭こわい、稲荷俥、親子茶屋、つる、植木屋娘、軽業、風の神送り、どうらんの幸助、千両みかん、鹿政談、七度狐、軒づけ、ふたなり、狸の賽、鴻池の犬、一文笛、こぶ弁慶、肝つぶし、替り目、仔猫、質屋蔵、世帯念仏、看板の一、土橋万歳、祝いの壺、始末の極意、厄払い、崇徳院、貧乏花見、壺算
桂米朝の人となり、人生などを多角的にとらえたドキュメント番組のDVD化。ナレーションは京都出身の名優・近藤正臣が担当している。落語家として初の文化勲章をはじめ、紫綬褒章、人間国宝(無形重要文化財)をも受賞した得た上方落語の第一人者、桂米朝。その人物、芸、人生を追う。『平成紅梅亭』に遺された桂米朝落語映像から、十八番の大ネタ6演目、さらに再現ドラマや特別映像も多数収録。 ただ落語を聞くだけじゃなく、桂米朝さんをもっと知りたいという方にオススメ。
【落語】:算段の平兵衛、持参金、肝つぶし、花筏、はてなの茶碗、らくだ
【再現ドラマ】:落語復活、落語は催眠術 【桂米朝にとって落語とは】
【特典映像】:一門が語る桂米朝(桂米朝・桂ざこば・桂南光・桂米團治)、友人や家族が語る桂米朝(石井竜也・桂米團治・中川絹子)、特別対談(千原ジュニア×桂吉弥)
桂米朝だけでなく、笑福亭松鶴、五代目・桂文枝、三代目・桂春団治の上方落語四天王の落語映像を、各噺家3話ずつ収録した上方落語法話映像集。米朝師匠だけではないので、ランキング入りを迷いましたが、正直、最高の内容です。米朝師匠だけの落語DVDではないですが、ここに紹介します。贈り物やプレゼントにオススメ。落語ファンなら上方落語入門のようで喜ばれるし、落語をあまり聞かない方にもおすすめです。
【笑福亭松鶴の落語】 遊山船、貧乏花見、高津の富
【桂米朝の落語】 どうらんの幸助、壺算、一文笛
【桂春團治の落語】 野崎詣り、月並丁稚、宇治の柴船
【桂文枝の落語】 天神山、蛸芝居、菊江仏壇"
桂米朝の落語を初めて聞くと云う人にはけっこうオススメ。米朝師匠の功績に、演じられなくなった落語の復活ということがあるが、本作には『地獄八景亡者戯』が落語CDで、『百年目』が落語DVDで収録されている。特に『地獄八景亡者戯』は、まんが日本昔ばなし『じごくのあばれもの』や保育園や幼稚園の児童オペレッタ『じごくのそうべえ』としても人気を集めている。米朝落語を初めて聴く人の入門作品としてお薦めしたい。
【落語CD】 地獄八景亡者戯
【落語DVD】 百年目・本能寺
落語が収録されたカセットテープはもうずいぶん希少なものとなった。桂米朝の落語カセットもすでにほとんど手配できないのが正直なところだ。
桂米朝の落語カセットテープは現在どんどん無くなってきています。売り切れごめんの状態です。こちらの落語シリーズは比較的、まだ手配可能なものがございますが、追加生産の見込みはございません。ご了承ください。
《小咄》たけのこ、《小咄》吃るはなし三題、《小咄》鏡屋女房、《小咄》天王寺三題、あくびの稽古、ためし酒、ぬけ雀、ぬの字鼠、ふたなり、釜猫、眼鏡屋盗人、雁風呂、
亀佐、近眼の煮売屋、古手買、五光、三十石夢の通路、祝いの壺、松医者、焼塩、珍本小咄集、法華坊主、本能寺"
桂米朝の落語カセットテープは現在どんどん無くなってきています。こちらの落語シリーズはすでに完売に近い状態となっています。弊店並びに当倉庫に在庫がある分のみの販売となります。追加生産の見込みはございません。ご了承ください。
"帯久、天狗さし、たちぎれ線香、馬の田楽、不動坊、天狗裁き、犬の目、猫の忠信、五光、はてなの茶碗、足上り、百年目、焼き塩、らくだ、
京の茶漬、愛宕山、矢橋船、本能寺、くしゃみ講釈、算段の平兵衛、近江八景、宿屋仇、壺算、住吉駕篭、阿弥陀池、骨釣り、まめだ、景清、鯉船、地獄八景亡者戯、三枚起請、つる、けんげしゃ茶屋、稲荷俥、饅頭こわい、除夜の雪、親子茶屋、植木屋娘、持参金、軽業、風の神送り、七度狐、どうらんの幸助、鹿政談、ふたなり、一文笛、鴻池の犬、千両みかん、軒づけ、狸の賽、こぶ弁慶、質屋蔵、酒の粕、土橋万歳、堺飛脚、看板の一、崇徳院、肝つぶし、貧乏花見、厄払い、かわり目、江戸荒物、始末の極意、世帯念仏、菊江仏壇、仔猫、祝いの壺、口入屋、馬の尾、百人坊主、亀佐、二階借り、小倉船、一人酒盛、狸の化寺、べかこ、ぬけ雀、二人ぐせ、歳丁稚、いもりの黒焼"
桂米朝の功績の一つに、既に演じられなくなった上方落語の演目を復活させたことにある。『地獄八景亡者戯』『百年目』などが有名だ。この上方落語定本には、そのような貴重な演目を含む大切な文芸資料とも、落語の台本ともなる内容。 落語ファンにはこの上ないお宝書籍ではないだろうか。
桂米朝の口演記録、音源、資料を基に製作された、上方落語随一の落語定本。落語ファンや落語研究会で活躍する学生さんにもお薦めの落語図鑑。桂米朝は多くの失われた演目を復活させたことでも知られるが、生前、自らの死と共にこれらの落語が再び失われることを危惧し、本書の創刊に踏み切ったという。六代目・三遊亭圓生の落語百席や立川談志の落語百席と相通ずる、伝統的古典落語の継承者としての仕事ではないだろうか。