芥川龍之介の小説の朗読CDを紹介&通信販売。紙芝居や芥川龍之介原作の映画や学校教材も掲載している。
『今昔物語集』や『宇治拾遺物語』を出典とし、風刺の効いた作品で、幅広いファンを持つ龍之介だが、晩年の代表作『河童』では当時の人間社会を痛烈に非難している。自殺直前に「橋の上ゆ 胡瓜なくれは水ひびき すなはち見ゆる禿の頭」と詠み、自らを「河童」に見立てた龍之介。なにか思うところがあったようだ。
芥川龍之介の魅力が詰まった朗読CD、ぜひお楽しみください。
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芥川龍之介 朗読CD | |
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芥川龍之介 河童・杜子春・藪の中・好色・ トロッコ・蜘蛛の糸(CD4枚組) 芥川龍之介の人気6作を、名優たちの完全朗読で味わうCD集。<BR> 河童の世界を描き、当時の日本社会を風刺・批判した『河童』。『今昔物語』の一説話を題材にした芥川龍之介初期の王朝物小説『薮の中』もよい。事件をめぐり、4人の目撃者と3人の当事者が告白する。人間のさがを直視した小説。龍之介作品中、最も研究論文が多いと言われている。その他、『杜子春』『蜘蛛の糸』『好色』『トロッコ』と名だたる人気作を収録。橋爪功、加藤武、高橋悦史。名優たちの完全朗読でお楽しみください。 |
7,700円 |
芥川龍之介・朗読集 西郷隆盛、或日の大石内蔵助、 アグニの神、秋、冬、運、大川の水 (CD4枚組/送料サービス) |
6,600円 |
芥川龍之介 羅生門 , 或阿呆の一生 , 鼻 , 芋粥 , 魔術(CD3枚組) |
5,500円 |
芥川龍之介朗読集 上川隆也(CD2枚組) 少年の好奇心、大人の世界への冒険、子供であるが故の恐怖心などを、美しく印象的な名文で綴る名作『トロツコ』。多くの人が子供のころに経験したであろう「大人の真似して痛い目を見る」出来事を取り上げている。なんとなくセンチで甘酸っぱい感傷に浸ってしまうのは私だけだろうか。 |
3,667円 |
芥川龍之介 小説朗読 地獄変 , 六の宮の姫君 / 熊倉一雄(CD2枚組) |
3,300円 |
芥川龍之介 河童 朗読:橋爪功(CD2枚組) |
3,300円 |
芥川龍之介 羅生門 , 或阿呆の一生 芋粥 / 朗読:橋爪功(CD2枚組) |
3,300円 |
芥川龍之介『羅生門』 朗読とラジオドラマ(CD) |
3,300円 |
芥川龍之介 小説朗読 蜘蛛の糸 , 杜子春 , トロッコ(CD) |
2,200円 |
芥川龍之介 小説朗読 藪の中 , 好色 / 高橋悦史(CD) |
2,200円 |
芥川龍之介 小説朗読 魔術 , 鼻 / 川辺久造(CD) |
2,200円 |
芥川龍之介・短編小説集 トロッコ、蜘蛛の糸、杜子春(CD) |
1,980円 |
芥川龍之介 パロディ昔話 猿蟹合戦 , 桃太郎 / 舞踏会 (CD) |
1,650円 |
芥川龍之介 南京の基督 , お時儀(CD) |
1,650円 |
芥川龍之介作品を含む朗読CD | |
日本の童話・昔話 朗読 48 芥川龍之介 , 宮沢賢治 , 新美南吉 浜田廣介 , 坪田譲治など(CD15枚組) |
20,743円 |
作家たちの関東大震災体験録 寺田寅彦、芥川龍之介、 岡本綺道、宮本百合子など(CD3枚組) |
2,860円 |
芥川龍之介原作 映画 | |
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映画 『羅生門』(DVD) | 3,080円 |
芥川作品と縁ある古典芸能 | |
鶴澤清治 太棹三味線の世界 野崎、めりやす、桃太郎、蜘蛛の糸 など (CD2枚組) |
5,238円 |
【能狂言】仕舞・一調・舞囃子 橋弁慶 , 船弁慶 , 羅生門 , 頼政 など全9曲(DVD) |
5,170円 |
芥川作品の紙芝居 | |
《童話紙芝居》 ごんぎつね、手袋を買いに、 蜘蛛の糸(紙芝居3話セット) |
10,890円 |
学校/保育教材 | |
近代小説名作ガイド 野菊の墓・鼻・羅生門・田舎教師(DVD) 近代文学を、それぞれ10〜20分で紹介する名作ガイドDVD。映画やアニメによるあらすじの紹介、さらにその作品の背景、著者についてのわかりやすい解説を収録。本作には芥川龍之介の『 羅生門 』『 鼻 』『 杜子春 』をはじめ、伊藤左千夫の『野菊の墓』、田山花袋の『田舎教師』を収録。 |
6,160円 |
ミュージカル&児童舞踊 桃太郎・あかずきん・蜘蛛の糸 振付つき台本・カラオケ音源付(CD) |
2,095円 |
信子はかって愛した俊吉と結婚せず、伸子の妹・照子が俊吉と結ばれた。昔の恋人が義弟になったことに、信子は複雑な思いを抱くのだった・・・。
《朗読》加藤陽子上海の町に、アクニ神直々のお告げにより、50年来一度も外れたことがないというインド人の老占い師がいた。アメリカの商人はその占い師に占いの頼むのだが・・・。
《朗読》大河内葉子芥川龍之介 自殺後に発見された作品で、芥川龍之介自身の人生を書き残したと思われている。ぼんやりとした不安が、鬱を思わせるような優しく冷たい文章で筆致されている。先輩として谷崎潤一郎、先生として夏目漱石、発狂した友人として『蔵の中』などの著者 宇野浩二が登場する。
《朗読》橋爪功吉良邸討入後、細川家御預りとなっていた大石内蔵助ら赤穂の浪士の或る日の会話を描く。
《朗読》加藤友子『今昔物語集』の一説話を翻案とした小説。40歳の風采、うだつの上がらない下級貴族。彼の夢は、芋粥を飽きるほど食べたい、というものだった。藤原利仁はそれを聞き、夢を叶えてやろうとするのだが・・・。
《朗読》橋爪功芥川龍之介得意の短編小説。観音様から運を授かった女の話。
《朗読》加藤友子芥川龍之介が愛した大川と、その風景を描いた短編紀行文。
《朗読》大河内葉子毎日、列車に乗り合わせるお嬢さんに思わずお時儀してしまう保吉。「しかしこんなことを考えるのはやはり恋愛と云うのであろうか?」。堀川保吉を主人公にした、芥川龍之介の自伝的短編といわれる「保吉もの」の中の一篇。
《朗読》まちのなおこ河童の世界を描き、当時の日本社会、人間社会を風刺、批判した小説。芥川龍之介の辞世の句に河童が出てくることもあり、自殺の動機を考える上でも重要な作品とされ、芥川龍之介の命日は河童忌と称されている。ある精神病患者の体験談という形で語られるのだが、ある意味、私たちの持っている建前やエゴイズムを率直に明るみに出す河童の世界は新鮮である。人間の世界に戻った精神病患者が、河童を人間より『清潔な存在』と振り返り懐かしむ姿はもしかしたら、当時の芥川龍之介本人だったのかもしれない。
《朗読》橋爪功編集者に催促され、小説家は未発表原稿を朗読する。『奇遇』は、夢の中に出てくる美しい少女に恋をした青年を描いたロマンティックな作品なのだが・・・。物語をめぐる小説家と編集者のリズム感あふれるコミカルなやり取りが楽しい掌篇小説。
《朗読》橋爪功王朝物の奇作。自他ともに認める恋愛の達人 平貞文だが、唯一彼の愛を受け入れない女性がいた。この女性への恋をあきらめようと、平貞文は思わぬ策を思い立つ。女性の排泄物を見れば、百年の恋も醒めると考えるのだが・・・。一言だけ、この内容を文学小説にした筆力には唖然とします。
《朗読》高橋悦史芥川龍之介 初の 児童文学。罪人が苦しむ地獄を覗き見た釈迦如来はカンダタという悪党を見つける。お釈迦さまはカンダタの立った一度の善行、殺しかけた蜘蛛の命を救ったことを思い出し、彼を極楽へ導こうと、一本の蜘蛛の糸をカンダタめがけておろすのだが・・・。人間のエゴを明らかにし、芥川龍之介小説で最もよく知られている作品。
食堂車で出会った老紳士に、西郷隆盛は死んではいない、現在も生きていると告げられた大学生の本間は・・・。
《朗読》大河内葉子日本むかしばなしの名作 『さるかに合戦』の後日談を、冷徹な論理性と皮肉をこめて綴ったパロディ昔話。にっくき猿をやっつけたカニたちは警官に捕縛され、主犯のカニは何と死刑になってしまう・・・。事件について語る識者たちの意見や、蟹の遺族のその後がなんともはや・・・。一世を風靡した空想科学読本的発想の超ミニ小説。
《朗読》窪田涼子堀川殿に地獄変の屏風を描くよう命じられた天才絵師 良秀。絵の完成のために一切を顧みず、遂には狂気の世界に陥った良秀が失ったものとは・・・。芸術と道徳の相剋を描いた、芥川龍之介得意の王朝ものの代表作 『 地獄変 』。
《朗読》熊倉一雄中国の古典、『杜子春伝』を題材に、結末をアレンジし童話化した児童文学。相手が大金持ちになればお世辞を言い、貧乏人になれば口も利かない世間の人たちを見て、人間に愛想が尽きた若者・杜子春は、仙人の弟子になる。「たといどんなことが起ころうとも、決して声を出すのではないぞ」。仙人との約束を誠実に守り続ける杜子春だが、ある日、閻魔大王に容赦なく鞭打たれる父母の姿を見る。道楽息子の杜子春の怠惰で放埓な生き様を描くとともに、杜子春が人間の日々の暮らしで最も大切なものに気づくまでを描いている。芥川作品の中では終わりが結構ハッピーな作品。
上京した良平の回想で、幼い少年が大人の世界を垣間見た体験を綴った作品。8歳の良平は、敷設工事の現場で使う土砂運搬用トロッコにに興味を持ち、土工と一緒にトロッコを押すことになる。最初は有頂天だった良平だが、一人で夜道を家まで帰ることになってしまい・・・
芥川龍之介が初期によく著した切支丹ものの名編『 南京の基督 』。悪性の梅毒にかかった15歳の娼婦 金花は「お客にうつせば治る」と教えられる。頑なに拒む金花の元にある夜、キリストそっくりの男性が通ってくるのだが・・・。純粋な心を持つ娘の誤解と悲恋を描き、トニー・オウ監督により映画化もされた名作。
《朗読》春日玲『今昔物語』の「池尾禅珍内供鼻語」と『宇治拾遺物語』の「鼻長き僧の事」を題材とした作品で、夏目漱石から絶賛された作品。異常に長い鼻のため陰口を叩かれていた僧が、鼻を短くする方法を知る。鼻が短くなり、もう陰口を叩かれないと安心した僧だったが・・・。人の幸福をねたみ、不幸を笑う、人間の心理を赤裸々に描く。
芥川龍之介 本来の美しいもの、純粋なものを素直に愛おしく思う気持ちが凝縮された作品。美しもの、純粋なものを愛するがゆえに、現実の人間社会や人間と驕慢やエゴ、建前論に異常なほどの嫌悪感と居心地の悪さを感じていたであろう芥川龍之介。彼の良心の結晶のような作品。
《朗読》窪田涼子囚人となった従兄とその親族との一筋縄にはゆかない人間関係を描く。
《朗読》加藤陽子東京在住のインド独立運動家であるミスラくんから魔術を教えてもらうことになった「私」。魔術を覚える条件はただ一つ「欲を捨てる事」。私は「魔術を教えてくれるなら欲を捨てられます」と約束し、魔術の技を教えてもらうのだが・・・。人間の我欲のあさはかさと、人間らしさの根本を垣間見せる児童文学小説。
“私”が友人の村上と交わしたごく短い会話。私もよく知っている村上の妹・千枝子が、3年ほど前、停車場で遭遇した奇妙な出来事。ヨーロッパに出征した夫からの手紙がばったり途絶え、精神衰弱になっていた千枝子が体験した不思議な赤帽の話が淡々と進む。しかし、その話の裏側には本当の真実がひっそりと隠れていた。
《朗読》橋爪功新解釈で著す芥川龍之介風・新桃太郎。働くのが嫌いな桃太郎は、家来の犬・猿・雉を連れ、鬼が島に上陸。何の罪もない鬼を虐殺し、鬼の娘を凌辱し・・・。まぁ、けっこうひどい話です。数ある昔話や伝説研究一説には、桃太郎は古代日本中央政権の勢力拡大を風刺した作品という説があります。深読みすると、なんとも苦い笑いが残る作品。
《朗読》窪田涼子『今昔物語』の一説話を題材にした芥川龍之介 王朝物小説の傑作。殺人と強姦という事件をめぐり、4人の目撃者と3人の当事者が告白する。よくニュースなどで「真相は藪の中です」という表現があるが、原点は本作である。黒澤明の名画『羅生門』は、この『藪の中』のストーリーを中心に据え、同じく芥川龍之介の傑作短編『羅生門』の設定や描写を随所に盛り込んでいる。
《朗読》高橋悦史『今昔物語集』に題材をとり、書かれた芥川龍之介の代表作。生きるための悪という人間のエゴイズムを克明に描き出した。題名の由来は朱雀大路にある平安京正門の羅城門。
古典『今昔物語』に題材を得た短編小説『六の宮の姫君』。父母を相次いで亡くし、生活のため妾となった姫君だが、相手の男は姫君を残し、京を去ってゆく。平安時代の京都を舞台に、運命に翻弄され、はかない生涯を閉じる六の宮の姫君を描く。
《朗読》熊倉一雄